Inachanの大学ではこの時期、「教育実習」の講義を使い、各教育委員会にお願いして、教員採用試験に関わる説明会を開催しています。
本日は、京都市教育委員会よりH先生にお越しいただき、京都市の教育方針、今年度の採用試験概要、学生ボランティア等についてお話をしていただきました(H先生には3年連続お世話になっています)。
Inachanの大学で開催するセミナー等については、殆どを事前予約制としています。
何故ならば、予約数によって、会場を変更したり、資料の増し刷りをしたりする必要が発生するからです(今までは余裕を持って多めに印刷をしていたので印刷部数が多いと管理者から睨まれています)。
先週は滋賀県教育委員会の説明会を開催しました、予約者数より多い参加となりました。
参加者が多いのは喜ばしいのですが、要項等の部数が足りないと意味ありません。
この時は少々多めに用意をしていただいていたので問題は無かったのですが・・・
この会の終わりには、事前予約をお願いしている趣旨を説明、次回以降のお願いをしました。
本日の申込数は17人。
教育実習が始まっているので先週よりは人数が少なくなるであろうとは思うものの、4回生だけでは無く、教員を目指している学生の参加もありますので、40部ほど準備をして会場に出かけました。
会場では、取り敢えず20部ほど資料を机の上に出していたのですが、案の定足りなくなりました。
足りなくても学生諸君は何も言いません。
で、追加分を出すと採って行きます。
これも不思議な現象!
説明会の冒頭、再度事前予約の趣旨、既に選考が始まっているとの意識で積極的に前の席に座るように(バラバラですと話し手も話しにくい)、会場に入って担当者以外の目上の人を見つけたら教育委員会からの講師なのだから挨拶を、などなど、苦言を呈してしまいました。
また、大学推薦の学内書類提出〆切日だったのですが、何人かの学生さんは、締切時間前に、「もう少し時間をください」
と言って来ました。
「どのくらい時間を要するの?本来は受け取れないよ。教員になったら生徒にも指導する立場になるでしょう」
と注意を促しその場で書くよう指示をしました。
締切時間は伝えてあります。余裕を持って提出している学生さんもいます。
後でスタッフのHさん曰く、
「最後の最後に提出した学生さんは、Inachanが言っていた<締切を過ぎての提出はダメ>。の意味が理解できていなかったようですよ。提出時にInachanが話していたように今後は注意してね」
と、優しく助言したところ・・・
「??? 間に合って受け取ってもらえたから良いでしょう!」
って・・・
どうも、我々大学人が学生さんを甘やかしているのではないのか、とHさんの分析。
う~ん、その通りかも・・・
セミナー等の終わりには必ずと言っていいほど、感想や質問を書く「コミュニケーションカード」を書いてもらっているのですが、最近、非常に時間がかかる学生さんがママいます。
とは言え、次の講義や、我々の都合もあり、
「後でキャリアに持って来てね」
って指示することもあります。
これがダメなんですね(試験時の<持ち込み可>も)。
Inachan、その昔教務にいたことがありますが、その当時は、締切日1秒1分でも過ぎたら受け取りませんでした。
後は、担当教員が、担当学部長が、部長が・・・あたふたと・・・。
「嘆願書」。
温室であると言われる<大学>。拍車をかけて大学の教職員が<温暖化>を促進しているような気がします。
真剣に学生のことを思って学生を注意、指導する教職員も少なくなったことも温暖化の起因なのかも・・・
<社会人基礎力>の育成、<キャリア形成>も必要ですが、<基礎の基礎>が・・・
提出物は余裕を持って提出しましょう!
ギリギリの提出では、見落としが出ます。不備が出ます。
くせ字でも丁寧に書けばそれなりに誠意が伝わります。
余裕がなければ、そのままきちゃない字のままで、あなた自身の評価が下がります。
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nakachann (金曜日, 17 5月 2013 10:14)
どうもご迷惑をおかけしております。私も3回生以下は、登録するようにと授業時に指導しておりましたが、4回生は、出席が前提ということで、登録するように伝えていないことが原因の一つかもしれません。次回から(次年度)、注意をします。
さて、学内推薦の話、それでは推薦には値しないですよね。推薦者には、そのあたりもきちんと話をして、推薦することも必要ですね。いずれにしてもご迷惑をおかけしました。こちらも話をすべきことはしてまいります。何卒、よろしくお願いいたします。
Inachan (土曜日, 18 5月 2013 06:45)
nakachannさん、コメント恐縮です。
驚きました。
いつもいろいろとお世話になっています。