某市長の発言をめぐって、その支持層が離れ、次回の選挙で離れた層が何処に投票するか、という話題でマスコミが賑やかですね。
その報道の中で、
『漁夫の利』
と言う表現が使われています。
みなさんはお判りだとは思いますが・・・
『戦国策・燕』にある故事に基づく言葉なんだそうです。
簡単に言えば、
ハマグリを食べようとしたシギが、食べられまいとするハマグリに嘴を挟まれてしまいます。
離せ、離さない、との攻防戦の中、通りかかった漁夫が両方とも捕まえてしまいます。
骨を折ることなく徳をすることを表す言葉なんですね。
類義語としは、『濡れ手で粟』なんて言葉があります。
英語では、
”Two dogs fight for a bone and the third runs away with it.”
だそうで、
「二匹の犬が一本の骨を得ようと争い、三の犬がその骨を持って逃げる」
とのことです。
普段何気無く使っている言葉も、
いざ
「説明をしなさい」と言われると、
「え?」
と思うことがままありますね。
疑問に思った時に調べてみる習慣を身に付けることも大切ですね。
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