5月25日は、Inachanの大学の創立記念日です。
京都には、短大も含めて29の大学がありますが、歴史的には6番目に古い大学で、今年で141年の創立記念日を迎えます。
記念行事の一環として、24日の早朝に設立母体である妙心寺に参拝しました。
教職員と学生で。学生さんも50名ほどが参加しました。
妙心寺は、1337年、95代の花園法皇の勅願によって創建された臨済宗の禅寺です。
開山さんは、関山慧玄(かんざんえげん)禅師(諡号 無相大師)です。
禅師は、南北朝の対立動乱、人間不信の混迷の時代に、時勢に流されることなく、人間性の尊厳を説き、真実なる人間性(仏性)に目覚めることが人間の救済、完成の道であることを宣揚(せんよう)し、教示されました。
開山さんの教えは建学の精神に引き継がれています。
その開山さんをお祀りしている開山微笑庵(かいさんどうみしょうあん)に参拝しました。
ここは一般拝観をしていませんので貴重な機会となりました。
建物自体は、東福寺より移築されたものだそうですが、この一郭は、妙心寺で最も神聖なところとされています。
常夜灯と常香盤によって常に灯火が灯され、お香が焚かれ薄暗いお堂に開山さまの徳が偲ばれます。
祀られる開山像は、輪番の山内の和尚さんによって、毎朝の洗面と三度のお食事が供えられるとのことです。
参拝後、S法務課長より法話を拝聴しました。
『「思いを伝えること」が建学の精神の根底にある』と。
正確に自分の思いを人に伝えて行くことが大切なんだと改めて感じた一瞬でした。
自分の思いを正確に伝えるには、やはり自分自身のことを自身が把握しなければなりませんね。
就活に限らず、生活をして行く中では、それが一番必要なのではないでしょうか?
141年目の創立記念日の日に、原点に立ち戻って、自分自身を振り返ってみませんか?
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